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断熱リフォームは窓だけで終わらせない|江戸川区の性能向上術

お役立ちコラム

断熱リフォームは窓だけで終わらせない|江戸川区の性能向上術

冬の朝、廊下へ踏み出すと体がぶるっと縮む。脱衣所で服を脱ぐのがつらい。エアコンを上げても足元だけが冷たいまま。

こうした冬の不快感を、多くの方は「古い家だから仕方ない」「自分が寒がりだから」と我慢されていませんか?

それは住む人のせいではありません。寒さの大きな理由は、住まい全体の「断熱性能」が不足しているからです。

この記事では、江戸川区で新築のパッシブハウスを手掛けてきた東商住建が、そこで得た家づくりの知恵や技術をリフォームに活かす「ずっと住み継ぐリノベーション」の考え方を解説します。

サーモカメラ診断、優先すべき施工箇所、気になる費用感や補助金のことまで順を追ってお伝えしていきますので、ご自宅をより快適にするためのヒントとして、参考にしていただければ幸いです。

1. 暖房をつけても寒い…それは暮らし方ではなく「家の性能」のサインです

日本の戸建て住宅の多くは、1999年以前の旧断熱基準、あるいは無断熱に近い状態で建てられています。壁の中に断熱材が入っていても、隙間だらけで本来の機能を果たしていないケースが珍しくありません。

住まいの寒さを生む原因は、大きく分けて3つあります。

  1. 窓から逃げる熱

    冬場に家から逃げる熱の約半数以上は窓から逃げていきます。アルミサッシと単板ガラスの組み合わせでは、窓の表面温度が外気に近い状態まで下がり、冷気を引き起こします。

  2. 隙間から入る冷気

    床下や壁の取り合い(隙間)から冷たい空気が侵入し、足元に溜まります。暖房を入れても「頭は暑いのに足元は冷たい」という状態が生まれるのはこれが原因です。

  3. 冷たい壁や床からの放射冷却

    室温が20℃あっても、周囲の壁や床の表面温度が12℃であれば、体感温度は16℃前後まで下がってしまいます。

暖房器具を買い足しても寒さが解決しないのは、これら3つの原因(熱の逃げ道)に対処できていないから。熱を強引に足すのではなく「熱を逃がさない家」をつくることが大切です。

2. 建て替えなくても叶う「ずっと住み継ぐリノベーション」

東商住建は、江戸川区にて在来工法で日本初となる「PHIUS(米国パッシブハウス研究所)」の本認証をモデルハウス『江戸川パッシブハウス』で取得しました(2024年には東京エコビルダーズアワードも受賞)。

代表の佐藤は一級建築士であり、既存住宅の劣化や性能を総合的に診る「住宅医」でもあります。現在は日本パッシブハウス協会(PHIJP)の賛助会員として、既存住宅向けの改修認証プログラムにも取り組んでいます。

新築で「どこまでやれば、どれだけ暖かくなるか」を数値で確認してきたからこそ、既存の住宅を見たときに「この家なら窓対策だけで十分」「このお宅は外壁から包み込まないと効果が出ない」という的確な判断ができるのです。

3. 熱の逃げ道をパッと可視化する「サーモカメラ調査」

断熱リフォームで最初に行うべきなのは、いきなり見積もりを取ることではなく「正確な現場診断」です。

私たちは現地調査の際、FLIR社製の高精度赤外線サーモカメラを導入しています。壁を壊さずに構造の筋交い位置を確認できるだけでなく、以下の状態が一目で判別できます。

  • 断熱材が入っていない場所(断熱欠損)

  • 隙間風が侵入している箇所

  • 雨漏り等で湿気を含んでいる部位

スマートフォン接続型の簡易な熱画像カメラでは見落としがちな変化も、高精度な業務用サーモカメラなら一目瞭然です。しかも一度の調査で、「耐震」「断熱」「雨仕舞い(雨漏り対策)」というお家の大切な3要素をまとめてチェックできます。

このサーモ診断は、無料(約1時間)にて実施中。「どこから手をつければいいのか」を知るための第一歩として、どうぞ気軽にご活用ください。診断した結果、お家の状態がしっかり保たれていれば、「今すぐ工事をする必要はありませんよ」と正直にお伝えすることもあります。

4. 一度にやらなくても大丈夫。ステップで進める断熱対策のロードマップ

診断結果によって弱点は家ごとに異なりますが、費用対効果の観点から見た一般的な施工の優先順位は以下の通りです。

1. 窓

熱の出入りが最も大きく、内窓追加やサッシ交換であれば1〜2日で工事が完了します。補助金の対象にもなりやすく、結露や窓際の冷えに対してすぐ効果を実感できます。

2. 天井・屋根

温まった空気は上へ逃げる性質があるため、天井断熱の補強は費用に対して非常に効果が高い工事です。屋根裏(小屋裏)からの施工が可能な場合、住みながら短期間で工事が行えます。

3. 床下・基礎

足元の冷え込みを防ぐため、床下に潜り込んで断熱材を隙間なく敷き詰めるか、基礎の内側で気密をとって床下空間を室内側に取り込む施工を行います。

4. 壁

壁は面積が大きく断熱効果も絶大ですが、室内側から施工すると内装を解体する必要が生じます。そこで私たちが採用しているのが、次に解説する「外から包む(外張り断熱)」手法です。

5. 壊さずに包む:「外張り断熱×高耐久塗り壁」で家を丸ごと暖かくする

私たちが既存住宅の改修で最も推奨しているのが、外壁の外側から家をすっぽり包み込む「外張り断熱工法」です。

ドイツSto(シュトー)社の外断熱システムを採用し、既存の外壁の上に断熱材を張り、メッシュとベースコートで補強した上で高耐久な塗り壁で仕上げます。

外張り断熱の4つのメリット

  1. 住みながら工事ができる(仮住まい不要)

    室内側を解体しないため、家具の移動や仮住まいの引っ越し費用が発生しません。

  2. 壁内結露を防ぎ、建物を長持ちさせる

    柱や構造体を外側から断熱材で覆うため、壁の中で室内外の温度差による結露が発生しにくくなります。柱や土台の腐食を防ぎ、家全体の寿命を延ばします。

  3. 耐震補強と外壁改修を同時に行える

    外壁改修のタイミングで耐震補強を組み込むことで、足場費用を一本化できます。また、採用している塗り壁仕上げ(Stoロータサン)は撥水性に優れ、将来の定期的なサイディング塗り替えや目地シーリング打ち替え費用を大幅に削減できます。

  4. 大掛かりな手続き(建築確認)を抑えて施工可能

    建築確認申請が不要な範囲で設計できるため、工期と手続きの負担を抑えながら新築レベルの温熱環境を実現できます。

6. ご予算とお悩みに合わせて選べる「3つの断熱プラン」

断熱改修は、必ずしも「家全体を一気に直さなければいけない」わけではありません。東商住建では、ご予算や暮らしのお悩みに合わせて、主に3つの選択肢をご提案しています。

1. つらい場所をピンポイントで直す「部分断熱」

  • 費用の目安: 数十万円 〜 100万円台

  • こんな方におすすめ: 「まずは寝室だけ暖かくしたい」「在宅ワークをする部屋の冷え込みを和らげたい」という方

生活の中で特に寒さが気になる「1部屋」や「特定の窓」に絞って施工する方法です。内窓の設置や局所的な断熱補強を行うことで、少額のご予算から今すぐ快適さを実感していただけます。

2. 冬の移動を安心して行える「ゾーン断熱」

  • 費用の目安: 200万円 〜 500万円前後

  • こんな方におすすめ: 「お風呂場や廊下の冷え込みが気になる」「ご高齢の家族の健康(ヒートショック)を守りたい」という方

脱衣所・浴室・廊下・寝室など、冬場に家族が移動する「生活動線」をまとめて温かく包み込む工事です。部屋ごとの温度差がなくなるため、ヒートショックのリスクを最小限に抑えられます。費用を抑えつつ、ご家族の健康と安全を守る上で最も費用対効果が高い、おすすめの改修方法です。

3. 家じゅうを新築同等の快適さにする「まるごと断熱」

  • 費用の目安: 800万円 〜 1,500万円前後

  • こんな方におすすめ: 「築年数は経っているけれど、この先も30年以上長く安全に暮らしたい」「建て替えずに新築並みの温熱環境を手に入れたい」という方

外張り断熱と全窓の交換を組み合わせ、家全体を外側からすっぽり覆う全面改修です。室内を解体しないため住みながら施工でき、年間光熱費の大幅な節約にもつながります。

7. 知っておきたい!活用できる補助金の全体像(2026年最新)

断熱リフォームや耐震改修は、国・東京都・江戸川区の「3つの補助金」を賢く組み合わせることで、実質負担を大幅に減らすことができます。

東商住建でご案内している主な補助制度は以下の通りです。

① 国の制度:「住宅省エネキャンペーン」

  • 内容: 高断熱窓や高断熱ドアへの改修に対する手厚い補助金(先進的窓リノベ事業など)。

  • ポイント: 窓1か所からの改修でも対象になり、工事費用に対する還元率が非常に高いのが特徴です。

    ▶︎参照リンク:住宅省エネ2026キャンペーン【公式】

② 東京都の制度:クール・ネット東京「既存住宅における省エネ改修促進事業」

  • 内容: 都内の戸建て住宅を対象にした、窓・ドア・壁・天井・床の断熱改修に対する東京都独自の助成金。

  • ポイント: 国の補助金(住宅省エネキャンペーン)とセットで併用できるため、ダブルで補助を受けることで実質負担額を大きく抑えられます。

    ▶︎参照リンク:既存住宅における省エネ改修促進事業(クール・ネット東京)

③ 江戸川区の制度:「耐震改修助成事業」

  • 内容: 木造住宅の耐震補強工事に対する区の助成制度。工事費用の1/2〜2/3(最大150万〜200万円)が補助されます。

  • ポイント: 1981年以前の「旧耐震基準」の建物だけでなく、1981年6月〜2000年5月に建てられた「新耐震基準」の木造住宅も対象に含まれます。外張り断熱と同時に耐震補強を行うことで、足場費用をまとめつつ手厚い助成を受けられます。

    ▶︎参照リンク:住宅・建築物の耐震化助成制度(江戸川区公式)

補助金活用の注意点と東商住建のサポート

補助金をしっかり受け取るために一番大切なのは、「工事の契約や着工をする前に、あらかじめ申請を済ませておくこと」です。工事がスタートしてからでは使えなくなってしまう制度が多いため、事前の計画づくりが欠かせません。

もちろん、難しいことはすべて東商住建にお任せください。私たちは補助金制度の登録事業者ですので、面倒な手続きや書類づくりまで、トータルでお手伝いいたします。

「わが家だと具体的にいくらもらえるの?」「申請はどう進むの?」といった疑問や、国・東京都・江戸川区の制度を上手にあわせたお得な活用例についても、今後の記事で詳しくご紹介していきます。

8. よくある質問(FAQ)

Q1. 住みながら施工することはできますか?

A. はい、可能です。外張り断熱・内窓設置・天井断熱・床下断熱は、引っ越しをせず住みながら施工していただけます。

Q2. 内窓をつけるだけでも効果は感じられますか?

A. 窓際の冷気や結露対策には非常に高い即効性があります。ただし、床下や壁からの冷え込みに対しては別途対策が必要になるため、サーモ診断で見極めます。

Q3. 築40年以上の古い家でも施工できますか?

A. 十分可能です。ただし建物の状態により事前に耐震補強が必要になる場合がありますので、現地調査で構造を確認の上ご提案いたします。

Q4. 対応エリアを教えてください。

A. 江戸川区を中心に、葛飾区・江東区・市川市・浦安市など近隣エリアに対応しております。きめ細やかな対応とアフターフォローを徹底するためエリアを絞っております。

Q5. 見積もりから費用が増えることはありますか?

A. 既存住宅では解体後に隠れた傷みが見つかる場合があります。東商住建ではあらかじめ想定される予備費を見積もりに含め、状況を写真等でお見せしながら進行いたします。

 

住み慣れた我が家を、ずっとあたたかく。これからの暮らしを整える第一歩

 

冬の寒さを我慢して過ごすのは、決して身体に良いことではありません。お部屋の寒さはご家族の健康や電気代、結露によるお家の傷みにも影響してしまいます。でも、諦めないでください。お家の性能を正しく整えてあげれば、慣れ親しんだご自宅でも、驚くほど暖かく心地よい空間に生まれ変わります。

「うちの家も暖かくなる?」「どこから手をつければいいの?」

そう思われたら、まずは東商住建と一緒に、高精度サーモカメラでお家の状態をチェックしてみませんか? どこから熱が逃げているのかが、一目で分かります。

診断は1時間ほどで、費用はかかりません。これからの暮らしをより良くするための「お家の健康診断」として、どうぞお気軽にお声がけください。

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