高性能賃貸が街をはぐくむ。新しい住まいのかたち
お役立ちコラム
 
            これまでの常識が変わる!? 選ばれはじめた「高性能賃貸」
これまで「高性能住宅」といえば、一戸建ての注文住宅や省エネ志向の持ち家を思い浮かべる人が多かったかもしれません。 しかし近年では、高断熱・高気密・省エネ性能を備えた“高性能賃貸”が静かに広がりつつあります。 単なる「光熱費が安い部屋」ではなく、住む人の健康・快適性、そして街の環境全体を変えていく存在として注目されています。
そもそも、高性能賃貸とは?
「高性能賃貸」とは、断熱・気密・換気・日射制御など、建物の基本性能を徹底的に高めた賃貸住宅のこと。 一般的な賃貸住宅に比べて以下のような特徴があります。
- 室内の温度差が少なく、ヒートショックのリスクが低い
- 外気温に左右されにくく、冷暖房効率が高い
- 遮音性が高く、静かな暮らしが実現できる
- 結露やカビの発生が少ない
特に「冬でも素足で過ごせる」「夏の夜でも涼しい」といった快適さの質が、入居者の満足度を大きく高めているのが高性能賃貸の現状です。
賃貸の新しい価値観が浸透しはじめている
これまでの賃貸市場は、立地や家賃が主な判断軸でした。 しかし近年、エネルギー価格の高騰や健康志向の高まりを背景に、「性能で選ぶ」賃貸という新しい選択肢が生まれています。
入居者にとってのメリットは、単なる光熱費の削減だけではありません。温熱環境の安定は、ストレスの軽減や睡眠の質向上にもつながり、結果として暮らしの幸福度そのものが上がることが分かっています。 これまで当たり前だった「とりあえず住めればいい」「性能が低くても仕方ない」といった賃貸住宅のイメージが、いま少しずつ塗り替えられつつあるのです。
高性能賃貸の広がりが、街の未来を変えていく!?
高性能な賃貸住宅が増えることで、暮らしが快適になるだけでなく、地域や街全体にも良い影響をもたらします。
1. 地域全体の「エネルギー効率」がよくなる
高性能な住宅は、建物から逃げる熱(熱損失)が少ないため、冷暖房の使用量が減り、家庭のエネルギー消費が抑えられます。 そうした住宅が地域に広がっていくと、街全体のエネルギー効率が向上し、環境への負担も少なくなります。 また、冷暖房の排熱が減ることで、都市部でよく問題になる「ヒートアイランド現象」の緩和にもつながります。
※ヒートアイランド現象:建物やアスファルトの熱がこもり、都市部の気温が上昇してしまう現象。
2. 地元の工務店や設計士の技術力が上がる
高性能な賃貸住宅を手がけるには、高い設計力や施工精度、断熱・気密に関する知識が必要になります。 それに取り組むことで、地域の工務店や設計士の技術力が自然と向上し、地域の建築全体のレベルアップにもつながります。 結果として、賃貸住宅だけでなく、リフォームや注文住宅にもその技術が活かされるようになり、地域の住宅の質が全体的に底上げされていくのです。
3. 「住み続けたい街」へとつながる
快適で健康に暮らせる家が地域に増えれば、若い世代や子育て世帯にとっても魅力的な街になります。 「この街なら長く暮らしたい」「子どもにも安心して育ってほしい」と思ってもらえるような環境が整っていくことで、人口の定着や、地域ブランドの価値向上にもつながります。
「どう暮らすか」を大切にする時代へ
これまでは「賃貸だから仕方ない」と、住まいの性能や快適さをあきらめることも多かったかもしれません。
しかし今では、高性能な設備や断熱性を備えた“質の高い賃貸住宅”も、少しずつ選べる時代になってきています。
「どこに住むか」だけでなく、「どう暮らすか」まで考えて住まいを選ぶ。
そんな新しいスタンダードが、これからの住まい選びのカタチになっていくことを、私たちは願っています。
そしてそれは、
- 家族の健康のために。
- 地域の未来のために。
- 私たちが生きている、この地球環境を守るために。
小さな“住まいの選択”が、大きな未来につながっていくことでしょう。
まずはお気軽にご相談ください
東商住建では、アメリカ発のパッシブ建築基準 「PHIUS(Passive House Institute US)」を取り入れた、高性能な賃貸住宅も展開しています。
「高性能な賃貸って、普通の賃貸とどう違うの?」「実際の快適さを体感してみたい!」 そんなご相談も、もちろん大歓迎です。
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