地域の中学生が来てくれました!職場体験レポート
現場ブログ
こんにちは。東商住建です。
先日、地域の中学生が職場体験に来てくれました。
職場体験は、中学生が実際の仕事の現場を訪れ、働くことの意義や職業観を学ぶ大切な機会です。
今回は、”家づくりに工務店がどう関わっているのか” をテーマに、計画づくり・現場の安全管理・職人さんとの連携・完成後の確認まで、チームで進める仕事だということを、実際に見て、触れて、体験してもらいました。
体験メニューの内容
職場体験は、次の流れで行いました。
- 会社・工務店の役割の説明(家ができるまで)
- 現場の安全ルール・道具の紹介
- 測る体験(メジャー/水平器)
- 図面の見方(間取りの読み方)
- 現場見学(※安全最優先で立入範囲を限定)
- ふり返り(気づいたこと・質問タイム)
工務店の仕事って?多くの職人をつなぐ「現場の司令塔」
家づくりには、大工さん、電気屋さん、水道屋さんなど、たくさんの専門職が関わります。その中で工務店は、工事が安全に、順番通りに、品質よく進むように調整していく役割を担っています。 一言でまとめると、”現場をまとめて完成まで導く” 仕事です。
生徒さんからは、「家って大工さんだけで作ると思ってた」 「こんなにたくさんの人が関わるんだ」という声が上がりました。
安全第一!現場に入るときの3つの約束
工事現場は、ものづくりが行われるワクワクする場所ですが、同時に危険も潜んでいます。そこで今回は、体験の前に「現場での3つの約束」をしっかり確認しました。
- ヘルメット着用&エリア厳守 — 決められた場所から出ない
- 道具は必ず大人と一緒に — 勝手に触らない
- 「危ないかも」は声に出す — 気づいたらすぐ報告
安全を確認した上で、メジャーや水平器といった現場で使う道具を実際に触ってもらい、職人気分を味わってもらいました。
正確さが大切な仕事。1mmの違いにこだわる理由
体験の中で特に盛り上がったのが、”測る”工程です。 木材の長さや柱の位置、床の水平など、家づくりでは正確さがとても重要になります。実際にメジャーを持って測ってもらうと、最初は「だいたいでいいんじゃない?」という雰囲気だった生徒さんたちも、次第に真剣な表情に変わっていきました。
生徒さんが一番驚いていたのは、 「たった1mmずれると、ドアが閉まりにくくなる」
「床が1mm傾いているだけで、ビー玉が転がってしまう」
という話でした。
「えっ、1mmって、こんなに小さいのに!?」
水平器を使って床の傾きを確認する体験では、わずかな傾きでも気泡がはっきり動くことに驚きの声が上がりました。ものづくりの面白さと、「目に見えない部分にこそ、職人さんの技術が詰まっている」ことが、しっかり伝わった瞬間でした。
図面(間取り図)の見方を体験
次に、図面(間取り図)の見方を体験してもらいました。
最初に図面を見せたときは、「難しそう…」という表情だった生徒さんたち。でも、「この線は壁」「ここが玄関」「水回りは配管が通る」など、一つひとつ丁寧に説明していくと、少しずつ「あ、分かってきた!」という反応に変わっていきました。
普段見慣れない図面ですが、「パズルみたい!」 「この部屋のサイズって、教室と比べると…?」 「トイレとお風呂って、隣同士なんだ!」
といった反応があり、平面の線から立体の空間を想像する力が、ぐっと伸びていく様子が見られました。
中には、「自分の家の間取りはどうなってるんだろう?」と興味を持った生徒さんもいて、図面が「記号の集まり」から「家族が暮らす場所」に変わっていく瞬間を、私たちも嬉しく感じました。
いよいよ実際の現場へ。五感で感じる”ものづくりの現場”
最後は、安全面を最優先に、立入範囲を限定して実際の現場を見学しました。ヘルメットをかぶって現場に足を踏み入れた瞬間、生徒さんたちの表情が引き締まりました。木の香り、工具の音、職人さん同士の的確な声かけ。五感で感じる”ものづくりの現場”に、みんな真剣な眼差しで見入っていました。
特に印象に残ったのは、職人さんたちの連携プレーです。「次、これお願いします」「了解、そっち持ちますね」といった短い言葉でスムーズに進む作業に、「カッコいい…」とつぶやく生徒さんも。
また、作業の合間にきちんと片付けられている現場を見て、「工事現場って、もっと散らかってると思ってた」という声もありました。安全のため、そして次の作業をスムーズに進めるために、片付けが大切だということも実感してもらえたようです。
「この音は何の作業?」「どうしてこの順番で作るの?」「この道具、さっき見たやつだ!」
午前中に学んだことと実際の現場がつながっていく様子が見られて、私たちも嬉しくなりました。
振り返り・生徒さんの感想
最後に、今日の体験を振り返ってもらいました。
「安全の話が一番印象に残った」
「工事現場って、ちゃんとルールを守らないと危ないんだって分かりました」
「チームで作る仕事だと分かった」
「大工さんだけじゃなくて、いろんな人が協力して家を作ってるんですね」
「図面から形を想像するのが楽しかった」
「最初は線にしか見えなかったけど、説明を聞いたら部屋が見えてきて面白かったです」
「将来、建築の仕事もいいなと思った」
「ものづくりって楽しそう。職人さんたちがカッコよかったです」
一人ひとりが、それぞれ違う視点で気づきを得てくれたことが印象的でした。
短い時間でしたが、仕事の”リアル”に触れることで、将来の選択肢が少しでも広がるきっかけになれば嬉しいです。
受け入れを通じて、私たちが大切にしたこと
東商住建では、職場体験の受け入れにあたり、次の3つを特に大切にしています。
① 安全を最優先にすること
中学生にとって、工事現場は初めての場所です。事前のルール説明、見学範囲の厳密な管理、危険作業は絶対に実施しないなど、安全面には最大限の配慮をしています。「安全第一」は現場で働く私たちの基本であり、それを体験を通じて伝えることも大切だと考えています。
② 分かりやすく伝えること
建築には専門用語がたくさんありますが、今回はできるだけ身近な言葉で説明することを心がけました。「教室の大きさで例えると…」「パズルみたいに…」といった工夫で、「分かった!」という瞬間の笑顔を引き出せるよう努めています。
③ プロとして働く姿勢を感じてもらう
職場体験は、単なる見学ではなく「働くこと」を知る機会です。チームで連携すること、段取りを考えること、道具をきちんと片付けること。そうした”当たり前”の積み重ねが良い仕事につながることを、実感を持って伝えたいと考えています。
東商住建はこれからも、地域の皆さまと一緒に、学びの機会づくりに取り組んでまいります。