江戸川パッシブハウス
- 施工エリア
- 東京都江戸川区
東京都江戸川区の住宅密集地に、新しい挑戦をふんだんに取り入れた注文住宅を計画。
明るく、伸びやかな狭小住宅を提案いたします。
外観
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外壁は、バランスよく階ごとで素材を変えました。1階にはスノコ状のデザインが特長の「ファサードラタン(杉)」を施工、2階にはガルバリウム鋼板を採用しています。ファサードラタンは、雨に濡れると全体的に色濃くなるので、天候によっても外壁の色がわかるのが新鮮です。また経年変化による「味わい」も加わるので、住む人の人生とともに深みが出るところも面白味があります。
2階に施したガルバリウムは、スタイリッシュな金属系外壁材としても人気で、サビに強いので美観を保てる点もメリットです。
吹き抜けでつながる暮らし
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LDKと居室のあるフロアは吹き抜けでつながります。プライバシーは守りながら、家族の気配を感じることができる設計。
屋根まで伸びる吹き抜けは、狭小住宅建設には欠かせない存在です。南面窓とFIX窓の設計で、光を効率よく取り入れました。窓は、従来の木製窓ではかなわなかった気密性を保つ構造の「佐藤の窓」を採用。ドイツが産んだ高性能木製サッシです。 -
吹き抜けには左官職人が手がけた「塗り版築」で空間にアクセントをプラスしました。
版築とは本来、板枠の中に土を流し込み突き固め、層を重ねて仕上げる工法ですが、本来の版築仕上げを施工するとなると施工者の限定や、大量の土や砂利を使用するため、版築の表情を模して仕上げる「塗り版築」という施工で仕上げています。 -
佐藤の窓は、日本でも馴染みのあった「木製サッシ」を再度普及させたいという想いで香川県の工務店が手を挙げ、ドイツの「smartwin社」とライセンス契約を結び、国内製造をしています。断熱性と気密性を保つ設計で、熱貫流率の低さ、日射取得率の高さが魅力のトリプルガラスの高性能木製サッシです。木のぬくもりや質感が、パッシブハウスとマッチしています。
また、外付けブラインドを付け、日射の強い夏場の室内への熱の流入を抑えています。日射取得率の高い「佐藤の窓」には必須のアイテムです。 -
高性能高気密住宅は「乾燥しやすい」と言われるのをご存じですか?その理由は以下のような内容です。
・室外が外気の影響を受けにくい
・室外と室外の空気の出入りが少ない
・空気中に含まれる水蒸気りょうは温度が上がるほど増えるため、室温が上がると同じ水蒸気量でも相対温度が下がり乾燥を感じやすくなる
加湿器なども有効ですが、江戸川パッシブハウスでは、室内干し100%のランドリースペースを設け、壁上部に通気口として開口部を設けました。洗濯物の湿度が家全体に行き渡るように工夫しました。 -
パッシブハウスには、光と空気を循環させるスケルトン階段が似合います。
光を遮らないので、空間を広く開放的に見せてくれます。
一段一段の階段にも、無垢のタモ材を使っています。経年変化により色の変化も楽しめる木材です。
大谷石を使った土間空間
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狭小でありながら、家の中の暮らしと外の暮らしを緩やかにつなぐ土間を設けました。
玄関土間に使ったのは、火に強く軽い万能石材と呼ばれる「大谷石(おおやいし)」です。松が峰教会やヨドコウ迎賓館など、さまざまな有名な建物においても使用されていますが、世界に広める役割を果たしたのが、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトにより大正時代に設計された旧帝国ホテル本館です。世界を魅了する風合いと、夏はひんやりと涼しく、冬は暖かさを逃がさないという特徴がパッシブハウスに最適です。 -
壁は「ラ・クレセンテ」という米国製の漆喰を採用しています。ラ・クレセンテの主な原料は、ロッキー山脈の山々から揺れる良質なライムストーン。ライムストーンは従来の漆喰よりも滑らかで高機能に開発された自然素材です。宮崎駿監督のスタジオジブリ2号館と3号館にも、この漆喰が使われています。
心落ち着く照明計画
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どこよりもリラックスできる空間として、間接照明をふんだんに使い、心落ち着く空間づくり。
照明は間接照明とダウンライトがメインです。
できるだけ自然の光を取り入れるナチュラルな暮らしが省エネ住宅を創造するだけでなく、人の心に落ち着きを与え、心を癒し、豊かな気持ちにしてくれるそんな役割もあります。
室内の換気・暖房・冷房・除湿・空気清浄
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ファミリークローゼットの天井に埋め込んだスイス生まれの「コンフォホーム」。日本では、宮崎県都城市に本社を構える「タナカホーム」が取り扱っています。
天井付けが条件で、設備が大きめなので、普段一目に触れない場所への設置が最適です。
「永く快適に呼吸し続ける家」をテーマに導入した「コンフォホーム」は、家族の健康と建物の健康を末永く守っていける、そんな住まいの新しい相棒です。