空き家になった親の住まいを愛犬と過ごす家にリフォーム
- 施工内容
- ■物件種別
木造2階建て
■物件の経年
築40年ほど(耐震工事施工当時)
■家族構成
大人3人(セカンドリビングとして利用予定)
■工事詳細
[耐震商材各種]コボット、接合部火打ち金物取り付け
[断熱補強]天井:グラスウール、壁断熱:アイネシン、床断熱:ラムダ、玄関:高断熱フレーム、窓:複合サッシ+LOW-Eガラス
[その他]害虫駆除、浴室FRP防水工事
[キッチン]タカラスタンダード
[家具]ダイニングデーブルは奥様が設計、オーダーメイドで造作
■施工範囲
基礎・躯体(1・2階)
- お客様名
- W様
- 施工エリア
- 東京都江戸川区
- 施工費用
- 1,800万円
- 施工面積
- 85.53㎡
お客様のご要望
- 空き家をペットと過ごすセカンドリビングになるように工事したい
東商住建からの提案
- 耐震補強工事は施工前に綿密に調査を行い、データに基づいて施工。安心して住める家に耐震補強工事を行いました。
- 耐震補強工事で壁を剥がしてから、腐朽した部分の入れ替えと断熱工事を検討。現況よりも暖かく涼しい家を目指しました。
- 愛犬も快適に住めるように、ペットに優しい素材を選ぶなど工夫しました。
W様邸のリフォーム工事
[施工前]調査を実施
まずはリフォームのプランを立てるために、耐震や断熱、害虫被害の状況など現場を調査しながら判断していきます。解体後に雨漏り被害があった場合は、雨・シロアリ対策もプランに追加します。
基礎の強度をハンマーで計測している様子。
屋根裏の断熱の現況を確認したところ無断熱であることが分かりました。
[施工中]耐震工事
東商住建の耐震補強工事は、すべて(財)日本建築防災協会発行・木造住宅の耐震診断と補強方法に基づいて、データに沿った補強工事を実施しています。
玄関ドアには「J開口フレーム」と呼ばれる耐震性の高いフレームを選びました。
家全体の耐震のバランスを計算してから、必要な箇所に耐震金物「コボット」による耐震補強を実施。
[施工中]断熱工事
東商住建では、断熱効果を示すUA値を計測してから、断熱気密工事に取り組んでいます。W様邸では無断熱の状態から、木造住宅で現実的なUA値1.20W/㎡Kまで性能アップが実現できました。
断熱材のアイネシンを壁面一杯に施工して、家の隙間をなくしていきます。アイネシンとは、リフォーム現場で発泡させて隙間を埋める断熱材の一種です。
断熱工事をした後は気密シートを張って、壁のなかに水蒸気がたまらないように施工していきます。丁寧に隙間なく張ることで家の気密性能がアップします。
[施工中]雨漏り対策・シロアリ駆除
家の耐久性を高め、家が健康で「長持ち」するための施工も積極的に行っています。
雨漏りに関して、屋根の形状がネックとなり雨水の流れに問題が見受けられました。リフォームでは屋根の形状をシンプルにし、雨や湿気が溜まらないおさまりに施工。
木部のシロアリ予防については、ホウ酸を塗布して対策をとりました。
工事が完了しました!
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木製の台は、収納兼ペットの写真撮影のステージ用に造作しました。
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可動家具は、限られたスペースを最大限活用できるための工夫のひとつです。
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テーブルは奥様が学生時代に考案したオリジナルデザインを造作しました。
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組み合わせて使えばダイニングテーブルになり、分けて使うとワークスペースとして利用可能。
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ペットがぐるぐると回遊できる開放的なワンルームプランが実現。
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床はお掃除しやすく、ペットの足腰にも優しいクッションフロアを採用。
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壁紙は奥様が好きな模様を厳選しました。天井には青空をイメージしたものを。西側には夕陽をイメージして明るいイエローをチョイス。
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2階を支える柱をデザインに生かし、ダイニングのまわりの間仕切りとして活用。グラスホルダーを取り付けてレストランのような雰囲気を演出。
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階段下収納につながる壁にはペット用の出入り口をつくりました。
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一般的には光が届かない部分ですが、ペット用出入り口から自然光が差し込みます。ここもクロスを貼り分けて楽しい雰囲気に。
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バスルームは愛犬を洗うために洗い場は広くとりました。ユニットバス・トイレ・洗い場をワンルームとし、防水処理をしています。
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浴室からウッドデッキにつながるようにプランしました。ウッドデッキの隣には、母屋が隣接し、いつでも行き来できるようにつながっています。
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2階は内装リフォームをしました。お気に入りの壁紙を選んで、1階とはガラッと印象の違う優雅な空間に。
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窓には愛犬をイメージしたアイアンの格子窓を取り付けました。「好きなものに囲まれて嬉しい!」とW様もにっこりとお話しくださいました。